毎週金曜日更新!!更新されてなければ直訴してね!! 編集者情報!!
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庵/雛
年齢:
36
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性別:
男性
誕生日:
1988/03/25
職業:
週刊イオリビナ!!編集長、兼ライター、兼大学生。
趣味:
本、本、本、アニメ、ゲーム、本、本、本。
自己紹介:
お気楽人間日本代表。
好きなキャラはタルト星人。 好きな音楽はロック。 好きな本は小説本で。 嫌いな食べ物はトマト。 只今トマト撲滅キャンペーン実施中。 九州の辺境大学の学生。 いまは休学(半ばサボって)して首都で勉強中。 しかし実態はただのニート。 なるべく時間を有効につかおうとするもゲームに走る。 MGO、FIFA08プレイ中。 時間は腐るほどあるので、HPいじっていきます。 【週刊イオリビナ!!】 このBLOGは「忍者ブログ」の提供でお送りします。 Daily PhotoShops【mini】庵/雛の 写真日記。 UNIQLOCKカンヌ国際広告祭。 世界三大広告賞。 グランプリ獲得作品。 サブスポンサー!!勝手にスポンサー!! 今週の特集!!いろんなジャンルでお届けします!! |
Weekly IORIBINA!!【本】と【アニメ】と【ゲーム】で生きてるライターが贈る週刊の習慣情報ブログ!! ゆっくりしていってね!!PAGE | 126 125 124 123 122 121 120 119 118 117 115 | ADMIN | WRITE 2007.11.26 Mon 23:38:18 本さえあれば後はどうでもいいんだよこの世界なんて!!文章とはなんでしょうか?
「文章」 =文字を連ねてまとまった思想を表現したもの。普通には韻文に対して散文という。 (広辞苑より。) まとめて言えば、語が集まったのを単語とし。 単語が集まり文となり。 文が集まり、段落になり。 段落が集まり、章になり。 章が集まって、本ができる。 と本を捉えることは容易ではあります。 では、本とはなんでしょうか? 言うまでもなく、書籍などが本です。 が、それだけで本と言うのはなんか悔しい(何が?ww)。 だから持論を言わせてもらうと。 「感情を載せ、意思を伝える紙媒体」 とでも言いましょうか。 人が今まで作り上げた技術の中でも、最も繁栄し、そして生き残っているのがこの本というものでしょう。 まぁ、文字が衰退すれば技術も発展しませんけど;; そういう点で言えば、文章を書く、印刷して本にする、それを保存する。 この技術は人類の誇るすばらしい技術の一つであると庵は思います。 それを読める、 愛せることはなんとすばらしいことか!!! と、ココまでの考察で小難しい事言うのかなと思ってたら甘いんだよね☆ 今回はライトノベルのご紹介です。 「文学少女と死にたがりの道化」 著:野村美月 ファミ通文庫から出ているこの作品、一言で言えば面白い。 ま、面白くなければ紹介なんぞするかという遠回り的な補足事項を加えつつもこの作品の魅力について語りましょうか。 物語のあらすじ: 「どうかあたしの恋を叶えてください!」何故か文芸部に持ち込まれた依頼。それは単なる恋文の代筆のはずだったが・・・・・・。物語を食べちゃうくらい深く愛している“文学少女”天野遠子(アマノトオコ)と、平穏と平凡を愛する、今はただの男子高校生、井上心葉(イノウエコノハ)。二人の前に紡ぎ出されたのは人間の心がわからない、孤独な“お化け”の嘆きと絶望の物語だった――!(以上巻末より) 登場人物は文学を文字どおり「食べてしまうほど」愛してやまない文学少女の天野遠子と、もと天才美少女覆面作家の名を持つ平穏平凡を愛す男子高校生、井上心葉。 この二人を軸としてすすんでいくのが「文学少女シリーズ」です。 今回はその第一巻目、「文学少女と死にたがりの道化」です。 この本を実は結構前に購入しておきながら今まで読んでいなくて、今日たまたま授業の間にいい暇な時間が空いていたので、家から持参して学校で読んでいたのですが。 これは面白い。 それもそのはず、「このライトノベルがすごい!」という本で総合ランキング2007年度、第八位、そして2008年度の総合ランキング第三位という記録を持ち。 また2008年度の女性キャラランキングでは主人公の遠子が、同じ系統キャラの長門を抜いて二位の座に輝いているという人気っぷり! (ちなみに2008年度女性キャラ一位はハルヒでした;;脱却しろよ皆ww) そんなに受けよかったら面白いよなぁ、と思いつつ買ったことを思い出しましたが。 人気が頷ける設定と作風に、テンポのよい書き方、さらには文学少女の薀蓄。 作風は少しだけ西尾維新の「戯言」シリーズに似ているかな?とも思いましたが、でもそんなの関係ねぇ!といわんばかりのオリジナル性の強さ。 すべてにおいてしっかりとした進みと、巧みな文章で書き進めている作品です。 実際、ほんの二時間ほどで読んでしまったほどに熱中できてしまうものでした。 中身はシリアス系統のミステリ物なのですが、その雰囲気をぶち壊すかのようなキャラの遠子(トオコ)。 と、心葉(コノハ、と読みます。間違っても言の葉ではないので☆)の遠子に対する突っ込みはライトノベルを感じさせる作りになっていて。 またそれとは逆に、心葉の持つ暗い過去に少しシンクロづつしていく謎に、さらに深まる謎の描写はハードカバーでマジに書いても売れそうなしっかりとしている物。 その真相を暴いていく二人の姿と、普段のお茶らけた二人をしっかり作り出しているところも、ものすごく読みやすくてよかったですね。 掛け合いはライトノベルらしいにやけてしまうようなものもありますし。 ただ、問題があるとすれば「文学」について少々お詳しすぎること、かな? タイトルどおり遠子は“文学少女”で、実際は本を読んで、「食べてしまう」という妖怪だそうなのですが、そこに出てくる薀蓄がすさまじいこと。 要所要所に遠子が読んでいる本には遠子自身から解説が加えられ、またその描写も詳しすぎる、というわけでもないのですが、結構マニアックな人も出てくる(たとえばポール=ギャリコなど・・・)のでそこら辺のことが分からないと楽しめない、という部分のあるかと思います。 しかし、その本編もひとつの文学作品がテーマとなって話になっているので、これを読んだあとに元ネタとなっている文学を読んでみるのも良いと思いますね。 文学入門用のライトノベル、とでも言いましょうかww これはいわゆる萌えとかではなく、庵としては「文学を語るライトノベル」であると思います。 前述しましたが、話の根元にひとつの文学作品がある(死にたがり・・・では太宰治の「人間失格」)というのは結構ありそうでなかった物語ですね。 推理物である小説のトリック使ったとか、物語にあわせて殺人もしくは事件が起こっていく、という今で言うありふれた作りではない、新たな題材文学の使い方をしている作品であるともいえます。 だから「文学を語るライトノベル」なのですねw この手法はシリーズ通して使われているようで、どれも有名作品らしいです。 庵はまだ一巻目なので、これからいろいろと読んで行きたいですが、同時に元ネタの本も読んでみようかなと思っていますw 評価は10こ☆で ★★★★★★★★★☆ 星9個です! ラノベでここまでのめりこんだのは「されど」「戯言」「狼と香辛料」「バッカーノ!」「キノ」「アリソン」「フルメタ!」などさまざまなものがありましたが。 これほど文学に興味を持たせる作品はありませんですよ! すごい作品でした。 次も絶対買おう、うん。 では最後に庵的いい台詞をいくつか。 「わたしは、この世のありとあらゆる物語や文学を食べてしまうほど深く激しく愛しているごくごく普通の可憐か高校生で、ただの文学少女です」(天野遠子) 「デリカシーが無いのはどっちなんだか」(井上心葉) ああ、あんまりいい台詞が多すぎてもう一度読み返してしまうよ。 じゃ、バイニー☆ PR TrackbacksTRACKBACK URL : CommentsComment Form |