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趣味:
本、本、本、アニメ、ゲーム、本、本、本。
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好きな音楽はロック。
好きな本は小説本で。
嫌いな食べ物はトマト。
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いまは休学(半ばサボって)して首都で勉強中。
しかし実態はただのニート。
なるべく時間を有効につかおうとするもゲームに走る。
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独り言、その拾七。 -“千年”に関する考察-

私行きます。どこまでも逢いに。


今回は今までの小難しい愚痴とは一変して、最近見た映画について考えてみようと思います。

題名は「千年女優」

さて、冒頭の一言は主人公、藤原千代子の台詞の一つでもあります。

この作品は2001年製作2002年公開の劇場用アニメーション作品であり、平成13年度文化省最優秀賞を「千と千尋」と同じく獲得した作品でもあります。

監督は今敏(コン・サトシ)。

世界から注目されている監督であり、今年11月には最新作「パプリカ」が公開中です。

さて、この「千年女優」。

ストーリーとしては年老いた女優、藤原千代子がある映像会社のインタビューに答え、自身の人生を語り始める所から始まります。

その中でいつも彼女の目標になり、また行動理念として出てくるのが“鍵の君”です。

あまり詳しくは語りませんが、彼女は鍵の君へ彼のものである鍵を帰そうと、必死になりその結果、女優の道へと進んで生きます。


さて、冒頭の台詞です。

「私行きます、どこまでも逢いに」

こんな台詞間で言ってしまうほど、千代子は鍵の君を捜し求め、一目逢いたいと願っていました。

それは異常とも思えるほどの思い。

彼女はその君との出会いから自身の生涯最後の日まで君を思い続けます。

ただ、ここまでの説明だと、「なんだ、恋愛映画か」と思ってしまいますね。

勘違いしてはいけません。

これは恋愛というよりも、一人の女性の一生の物語です。

どこまでも、たった一人の君を追い続ける女性の物語です。

いうなれば、「人生映画」でしょうか。

一つの思いをかなえるために人生を決めていく千代子の姿は圧巻です。

正直、ありえません。



ですが、それが「人生映画」と呼ぶにふさわしい、「千年女優」なのです。




ここで、台詞ともう一つ紹介したいと思います。



私は違う。今だってあの人をドンドン好きになっていくんだもの。



この台詞はあるシーンでおそらく映画の台詞として出てくるものなのですが、見事に千代子の心情そのままです。

そういった台詞は全編通して出てくるのですが、この台詞は特に特別な台詞だと僕は感じています。


今だって、ドンドンあの人を好きになっていくんだもの。


逢えない、逢えないからこそその気持ちがドンドン募り募っていく。

これは新しい。

どんな状況下でもどこまでも追い続ける。

どんな所にでも、一目でいいから逢いたい。

それが彼女の人生の全てを包み、変貌していく様は正に圧巻。

ここまで“想う”恋愛はあまり見れません。



さて、もちろん千代子の物語として存在する「千年女優」。

ですがこれがその作品としての場を確立させた理由がストーリー以外にあります。

それが音楽。

今監督作品では平沢進という方が作曲作詞まで監修しています。

ここにも注目していただきたい。

見事に千代子の心の心情が音楽となっているBGMは必見ならぬ、必聴です。





いつか、約束の場所で――。


あなたも是非一度ごらんになり、千代子の人生を追体験してみてはいかがでしょうか?

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Comments

千年女優。

Posted by ぷっか  2007/01/01(Mon) 08:37:59 EDIT

いいですねー。
私もこっちに来てから一度DVDで観ました。
最後の方は本当にウルウルきて涙目になってしまいました…
時代が変わっていく描写に圧倒された覚えが。
とにかく凄い。の一言に尽きます。

今敏監督の作品大好きです。
「妄想代理人」の時からずっと気になってました。
新作「パプリカ」も観てみたいなあ。


あと、サイトが冬仕様になってて綺麗です☆

パ・プ・リ・カ!

Posted by 管理人 伊織  2007/01/03(Wed) 00:51:27 EDIT

明日、わざわざ遠出して見に行きます。
付き合ってくれる友人には「わざわざここまでして見なくても」と言われました。
でも、みたい!

千年女優を劇場でなぜ見なかったんだろうと言う悔やみをもう一度したくない!

次のブログはたぶんレポになりそうです。

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